大衆演劇に興味を持って下さった皆さまへ
【大衆演劇ってどんなもの?】 (劇団・地方によって特徴も大きく異なります) 日本の演劇ジャンルの一つです。 誰でもわかりやすく、若者・大人・子どもも気軽にお芝居を楽しめます。泣けて笑えて、美しさ、格好よさ、幼い頃から磨いた芸を堪能できます。 劇団: 全国に100ほどの劇団があり毎月公演を行っています。 場所:大衆演劇専用劇場や健康センターで、お芝居を演じています。 料金:場所によりますが1500円前後で観劇できます。 客席: 役者と観客の距離が近く一体感、臨場感があります。 日程: 多くの劇団は毎月1日から30日まで毎日公演します。 ほぼ毎日、日替わりで演目が変わる劇団が多いです。 時間: 昼は12時か13時から 夜は17時か18時から開演が多いです。 2時間半から3時間半ほどの上演です。 内容: お芝居=着物を着て演じる時代劇が多いです。 舞踊ショー=主に流行歌や演歌・民謡・祭り歌などで、着物姿や凝った衣装で踊ります。 出演者: 座長(20~30代の若い座長も多い)を軸に、親族中心に数人から数十人で構成された劇団が多いです。子どもの頃からお芝居と踊りを毎日演じ学んできた役者さんが主です。 来歴: 出雲の阿国が作ったかぶき踊りが、保護され格式伝統を重んじる「歌舞伎」と、お客さんと変化し続ける「旅芝居」に別れました。その「旅芝居」が剣劇や股旅もので人気を博し「大衆演劇」とも呼ばれるようになり、現代に至ります。 演目: 剣劇・股旅物・任侠物など、今はほぼ大衆演劇でしか観る事が出来ない演目も多いです。歌舞伎の演目・浪曲・新派・新喜劇・映画・ドラマ・小説を大衆演劇化したもの、漫画・アニメ・商業演劇・もちろんオリジナル演目などなど、結局何でもありらしいです。 地方差: 関東・関西・九州、地方によって観客の傾向も違い、舞台も大きく変わります。 【観てみたい方は・・・】 大衆演劇の専用劇場では予約無しで1500円前後で観劇できます。また、多くの健康センターでも上演されています。 劇団によって芸の路線も舞台への姿勢もさまざま、また演目が日替わりのため、同じ劇団でも日によって感じが大きく変わる事もあります。 初めての方には、劇団が明るく楽しく、踊りや芸に品があり観客も優しい劇団がおすすめです。